出張者に聞きました!
「最新の海外渡航事情」
【2022年12月1日更新】
各国の入国制限措置が緩和され、海外出張を再開された方も多いのではないでしょうか。いまだワクチン接種証明書の提示やアプリの登録など一部手続きが残るものの、新型コロナウイルス流行前の状況に戻ってきたと言えます。
しかしながら、事前の出入国条件を確認したのにも関わらず、現地到着後に
思わぬトラブルに見舞われるケース
もあります。そこで今回は2022年10月に出張された大島さん(仮名)へ「最新の海外渡航事情」について、お話を伺いました。
水際対策緩和を機会に出張を再開
―――出張を再開されたタイミングはいつでしょうか。
大島さん(仮名) 日本の水際対策が緩和され、帰国前のPCR検査が不要となった時に海外出張の再開を決めました。
コロナ禍前は月に3回ほど、東南アジアや中東、ヨーロッパなどへ出張していましたが、2020年1月から全ての海外出張をストップさせていました。2022年10月に日本の水際対策が緩和されたのに加え、ヨーロッパの展示会開催も後押しし、東南アジアの自社工場訪問を交えて出張を計画しました。
―――今回の出張ではどちらの国に訪問されましたか。
大島さん(仮名) ドイツ、フランス、オーストリア、ベトナム、インドネシア、香港へ出張しました。
約3年間、サプライヤーやクライアントへの訪問が滞っていたので、この機会に一気に行ってしまおうと計画しました。日本に帰国した際はさすがにへとへとでしたが、やはりモニター越しでのコミュニケーションではなく、直接訪問する価値というのは不変的なものだと改めて感じました。
*
今回出張されたドイツ、フランス、オーストリア、ベトナム、インドネシア、香港。コロナ禍に関係なく非常にハードなスケジュール。
渡航先では滞在期間の確認と復路の航空券の提示
―――入国制限の確認など不安はありませんでしたか。
大島さん(仮名) 事前にIACEさんに相談もさせていただきましたが、ヨーロッパは特に事前の準備が必要なかったものの、東南アジアではワクチン接種証明書を求められるのに加え、アプリの準備が必要でした。このアプリがなかなかうまく登録できず、入国時に問題にならないか不安でした。蓋を開けるとどこの国も入国時に全く問題ありませんでしたが笑
その他、どちらの国も共通して言えるのが、必ず
滞在期間と復路の航空券の提示
が求められます。
スマートフォン(ウォレット)にチケットを保存しているので特に手間も感じませんでしたが、滞在期間を未定にして片道航空券を購入していたら面倒なことになったなと思いました。あとはコロナに関係ないですが、
パスポートの残存期限
も危なかったです。ちょうどアプリ登録の時にパスポート情報を確認した時に、残存が3ヵ月を切っていました。久しぶりの海外出張で他の準備に気を取られていたので、本当に危なかったです。
* 片道航空券の利用には注意
宿泊予定のホテルが・・・
―――現地滞在中にトラブルなどは発生しませんでしたか。
大島さん(仮名) 海外出張にトラブルはつきもので、私自身比較的耐性がついている方だと思っています。
そんな私でも驚くような問題がインドネシアのホテルで起きました。その日はインドネシア滞在初日でクライアントとの食事を終え、タクシーでホテルへ向かっていました。タクシーが止まり、到着した時にドライバーから言われたのは「本当にここなのか」でした。到着した場所には明かりがついておらず、ホテルが営業している雰囲気は全くありませんでした。インターホンを押し、中から出てきた方に話を聞くとホテルは半年前に閉業していたようです。
夜11時頃だったため、予約したオンライン予約サイトのコールセンターへ連絡がつながらず、タクシーも行ってしまいました。しばらく途方に暮れていましたが、クライアントへ連絡させて頂き、その日はご自宅にお邪魔させて頂き事なきを得ました。
コロナ禍の影響で閉業しているホテルも多い
と聞いていましたが、まさか自分が予約したところが閉業しているなんて思いもしませんでした。10年前くらいは航空会社やホテルへ*リコンファームを知ろなんて言われていたのを思い出しましたね。
*
リコンファーム(再確認) 航空会社やホテルに事前に予約がちゃんと行われているか確認すること。Eチケット化されてから不要となった。
* インタビューでは終始笑顔で回答頂いていました。出張経験値がすごい。
旅程管理と危機管理
―――最後に今回の出張で苦労した点をお聞かせください。
大島さん(仮名) 今回、約3年ぶりの海外出張でしたが、スケジュールを詰め込みすぎたことによって旅程の管理が非常に大変でした。
航空券は旅行会社、ホテルはオンライン手配などEチケットやホテルバウチャーなどバラバラで管理していたので、
手配先に囚われずに旅程を管理できるツール
の必要性を感じています。
また、出張中にヨーロッパでは情勢不安による影響でフライトスケジュールが乱れることが多々あり、会社の
リスクマネジメント
を高めていくことも課題になります。
―――この度はありがとうございました。
IACEトラベルのクラウドサービス
インタビュー当日にも大島さん(仮名)へご紹介させていただいたIACEトラベルのクラウドサービス 「Travel Manager」。
いよいよリリース間近となっている新しいクラウド出張管理システムになります。
これまで出張手配は経費削減と業務効率改善を筆頭に取り組みが進められていましたが、これにより経費削減による間接コストの増加、業務効率改善による
他部署の業務負担増といった問題が露呈してきました。
これからの出張は「出張を一元管理」し、「出張に関わる業務を最適化」することが求められます。これにより経費削減を維持しながら、業務効率改善を達成することが容易になります。
出張に関する業務をまるっとひとつに。あなたの会社にもTravel Manager(トラベルマネージャー)。
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※本書の内容は、本書執筆時点(2022年12月1日)の内容に基づいています。