アメリカビザ
申請情報まとめ


アメリカへ入国する為にはその渡航の目的によりESTA(電子渡航認証システム)、商用ビザ、学生ビザや交流訪問ビザ等を事前取得する必要があり、カテゴリーの多さや申請の複雑さに頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。また書類の提出だけでなく大使館や領事館に事前予約をした上で面接を受ける必要がありますので、 様々な注意点など気になる情報を簡単にまとめてみましたので是非アメリカビザ申請にお悩みの方は参考にしてもらえればと思います。

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目次
  1. ESTA(電子渡航認証システム)について
  2. アメリカビザの種類について
  3. 面接時の服装や持ち物について
  4. 学生ビザ(F・M)、又は交流訪問者(J)ビザの面接免除について
  5. まとめ
  6. IACEトラベルの情報配信ツール

1. ESTA(電子渡航認証システム)について

ESTAとは、「Electronic System for Travel Authorization(渡航認証の電子システム)」の略です。ESTAは、渡航者が米国行きの航空機や船舶に搭乗することを許可される前に、渡航者をあらかじめ審査するために米国政府が開発したオンライン申請システムです。2009年からビザ免除プログラムに基づき米国に入国する人すべては、ESTA渡航認証を保有することが義務づけられています。ESTA渡航認証は米国への入国を保証するものではありません。米国税関・国境保護局(CBP)検査官が渡航者の入国可否を判定します。

■有効期限
有効期限は2年間となります。パスポート有効期限が2年未満の場合は、パスポート有効期限日をもって失効となります。パスポート有効期限が切れた場合は、再申請が必要となります。
■申請時期
必ず何日前に申請しなければならないという具体的なルールはありませんが、通常は申請から約3日間、72時間以内に審査結果が出る仕組みとなっていますので、3日前には申請を済ませておくことを推奨しています。

ESTA代行申請については こちら をご参照ください。

■申請代金
申請手数料($21) + 代行申請代金(3,300円) ※申請手数料はクレジットカードでのお支払いとなります。(VISA・MASTER・JCB・DINERS・AMEX)

■ハワイ・グアム・サイパンに行く場合ESTAは必要?
ハワイへ渡航の場合はESTAの申請が必要となります。また、ハワイでの乗り継ぎ目的であってもESTA申請が必要となります。グアムあるいはサイパンはESTA申請をせずに入国する方法もありますので必ずしも必要ではありません。


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2. アメリカビザの種類について

Aビザ(外交・公用) B-1ビザ(短期出張・商用) B-2ビザ(短期観光) Cビザ(通過) Dビザ(乗務員) E-1ビザ(貿易駐在員) E-2ビザ(投資家・駐在員) Fビザ(学生) Gビザ(国際機関関係者) H-1Bビザ(専門家) Iビザ(報道関係者) Jビザ(交流訪問者) K-1ビザ(米国市民の婚約者) Lビザ(企業内転勤者) Mビザ(職業訓練生) Oビザ(卓越能力者) Pビザ(スポーツ選手・芸能人) Qビザ(国際文化交流訪問者) Rビザ(宗教活動家) Sビザ(国際テロリスト等の証人) などアメリカビザは全部で30種類もあります。尚、当社の取り扱い数上位の種類はAビザ・Bビザ・Eビザ・Fビザ・Jビザ・Oビザ・Pビザになります。

3. 面接時の服装や持ち物について

アメリカビザ申請者は、ビザ面接の為に本人が米国大使館または領事館に出向かなければなりません。

■入館の手続き
面接の予約確認書に記載されている予約時間の15分前までにお越しください。
■服装と持ち物
服装について決められたルールはありませんが面接結果は面接官の判断に委ねられていますので、あまりラフすぎる服装は避けるのが無難と言われています。特にサンダル履きや肌の露出多い服装はやめた方が良いでしょう。


ビザの面談は大使館で行われますので、セキュリティーが大変厳しくなっております。

■持込み可能なもの
①携帯電話1台
②手持ち可能なバッグ1点(25cmX25cm)
③申請関連書類が入った透明なクリアフォルダー
④傘・ただし荷物検査前にセキュリティーゲートの外の傘立てに置くこと
⑤ベビー用品(ミルク・おむつ・お湯など)
⑥ベビーカー(待合室の外に保管場所あり)

■持込みが出来ないもの
①電子機器(ノートパソコン・iPad・USBメモリー・電子手帳・スマートウォッチ・ポケベル・カメラ・オーディオ/ビデオカセット、コンパクトディスク、MP3、フロッピーディスク、ポータブル音楽プレーヤーなどの電子機器)
②許可されたサイズ(25cmX25cm)を超えるカバン(バックパック、リュックサック、ブリーフケース、旅行かばん、スーツケースなど) 
③食品全般
④可燃物(タバコ・葉巻・マッチ・ライター等)
⑤ハサミ・ナイフ等
⑥全ての武器・凶器・火薬・爆発物
⑦液体物(飲料物・手指消毒薬・ジェル)

なお、このリストに限らず、これら以外にも警備員の指示により持込みが禁止される物があります。

アメリカビザ代行申請については こちら をご参照ください。

4. 学生ビザ(F・M)、又は交流訪問者(J)ビザの面接免除について

2021年12月28日より2022年12月31日までの期間、日本国籍の方で、F、M又は一部のJビザ(中高生・大学生・教授・研究者・短期滞在学者・専門家に限る)を初めて申請又は更新する場合、以下の条件を満たしていれば、面接を受けずに郵送でビザを申請することができます。

■面接を受けずに郵送でビザを申請することができる条件
・日本国籍を有する
・日本に滞在している
・F、M又は一部のJビザ(中高生・大学生・教授・研究者・短期滞在学者・専門家に限る)を申請する
・日本、米国、またはその他の国で逮捕されたことがない

※次のいずれの条件を満たしている
・過去にESTAで渡米したことがあり、ESTA申請を拒否されたことがない
・ビザの種類に関わらず過去に米国ビザを発行されたことがあり、ビザ面接時に10本指の指紋が採取されている

5. まとめ

アメリカビザは他国のビザに比べて、必要書類が多く揃えるのが大変であったり、時期によっては混雑の為に面接予約が確保しづらかったりする事で多くの時間を要してしまいます。申請を失敗しない又はスムーズに終える為には事前に詳しく調査することが非常に重要であります。自分で全てを調べることが難しいという方に関しては旅行会社などの各種ビザに関して豊富な知識を持つスタッフが、申請書の代行作成、提出書類の内容までを確認するビザ申請代行サービスもありますので、それを利用してみるのも良いかもしれません。 それではあなたの申請が無事に許可される事をお祈り申し上げます。

アメリカビザ代行申請については こちら をご参照ください。

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※本書の内容は、本書執筆時点(2022年11月1日)の内容に基づいています。

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