コロナ禍でのビザ申請 カンボジア編
コロナ禍での海外渡航に際し、日本のパスポートを所持していればビザ無しで渡航できた国々もビザ取得が必須となってしまい、世界最強とも言われる日本のパスポート所持者でもビザ申請をする機会が増えてきております。今回はコロナによりビザ申請手続きが煩雑になっていることをお伝えするため、カンボジアビザ取得までの流れをご説明致します。ビザ申請にかかる日数や必要書類につきましては随時変更や追加が発生致しますので、申請時には必ず大使館ホームページ等よりご確認頂きます様、お願い申し上げます。
1. カンボジアビザ コロナ前・後のビザ申請書類比較
コロナ前は写真・パスポート・申請書のみでしたが、コロナ禍では上記に加え、招聘状・旅程表の追加提出が必要となりました。他の国のビザ申請と比較し、コロナ禍でのビザ申請追加書類の数は少なめ且つ追加準備頂く招聘状も企業様発行のもので問題ない為、追加書類も準備しやすいかと存じます。
コロナ前
○パスポート原本
残存期間がカンボジア入国日より6ヶ月以上、
旅券の未使用査証欄 1ページ以上
数次ビザの場合は、取得期間プラス6ヶ月以上残存することが条件となります。
(例:1年間有効の数次ビザ取得の場合、1年6ヶ月以上残存が必要)
○証明写真
縦4.5cm×横3.5cmを1枚、3ヵ月以内に撮影したもの
※背景無地、カラー
○申請書
コロナ禍
上記3点セット(写真・パスポート・申請書)プラス下記5点が追加となりました。
○カンボジア招聘会社作成の招聘状(PDFでも可)
現地会社の名前、住所、責任者名と役職、登記番号(Company Registraction)、カンボジアの財務省に登録しているPatent番号
申請者名
申請者パスポート番号
現地での仕事内容・渡航目的
滞在期間
現地会社の署名、社判
○英文日程表
日程、滞在先、業務内容等、隔離期間の後に訪問先で何をするかを可能な限り具体的に記入。
○カンボジア企業との契約書(労働・雇用・提携等契約書)
申請者の渡航が必須であることが分かる文章(例「契約目的の会議」)等、招聘状の内容により省略可能。
○旅行保険証書(英文)
大使館推奨の保険会社があります(https://www.forteinsurance.com/covid-19-insurance/)が、滞在期間をカバーし、新型コロナ感染時の医療費を保証する内容であれば上記以外のものでも申請可能です。
○申請者本人の残高証明書または通帳のコピー(A4)
残高はアメリカドルに換算して2000ドル以上必須(=25万円以上が望ましい)。
通帳コピーの場合:表紙、1-2ページ目(口座情報が分かるページ)、及び直近の残高が分かるページが必要。
2. カンボジアビザ 申請から取得まで
現在、日本国籍の方の業務渡航は「シングル」のみ申請可能となっており、「マルチ」はカンボジアの会社経営者のみ申請が可能です。また以前は申請日翌日より受領可能でしたが、現在は申請受付後に大使館よりメールまたは電話で受領日の連絡が入る流れとなっております。受領までの期間は領事判断となりますので、ご検討の方は余裕を持った申請をお願い致します。
3. まとめ
コロナ禍での海外出張はビザ取得がほぼ必須となっております。今回例示したカンボジアのようにコロナ前後で準備する書類が異なりますが、比較的取得しやすいビザもあれば、他国のように追加書類が多く、申請予約が必要な国もございます。渡航計画の際はまずビザ取得有無など各国大使館ホームページよりご確認頂きます様、ご注意くださいませ。
なお、IACEトラベルでは、カンボジアビザはもちろん、世界各国のビザ申請代行を承っております。ご検討の方はお気軽にお問合せくださいませ。
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※本書の内容は、本書執筆時点(2022年11月1日)の内容に基づいています。