経費削減って何を削減すればいいの?
『もっと経費下げられないの?』『経費削減のために電気を小まめに消す事!』・・・みなさんの会社の中でこのような声が挙がっていませんか?「そもそも経費って何を削減すればいいの?」と悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回は多くの企業様が頭を抱える【経費削減】のヒントをご紹介したいと思います。
1. 経費の種類
経費の種類は科目で挙げると以下のような分類があります。
1.租税公課、2.荷造運賃、3.水道光熱費、4.旅費交通費、5.通信費、6.広告宣伝費、7.接待交際費、8.損害保険料、9.修繕費、10.消耗品費、11.減価償却費、12.福利厚生費、13.給料賃金、14.外注工賃、15.利子割引料、16.地代家賃、17.貸倒金、18.雑費、19.専従者給与、20.貸倒引当金・・・等
さて、みなさんは日頃、仕事をしている上でどの経費に意識がありますか?『経費削減を!』と言われて何を一番に思い浮かべますか?一般社員の方の場合、交通費、接待交際費、消耗品、水道光熱費等々が挙がるのではないでしょうか。しかし、もっとも経費削減に大きな影響を及ぼす経費があります。
2. 経費の大部分を占めるのは人件費
はい。その答えは【人件費】です。従業員の私たちはドキっとしますよね。残業カット、賞与額の減少・・・・。経費削減を求められて従業員としてはここから削減されることが最も個人的には痛手にはなりますが、事実、人件費を下げる事が最も効果的なのです。ひとまず個人的な感情は置いておいて人件費、特に働き方改革と言われる中で残業代金の削減のために何ができるか次の項で挙げてみます。
とはいえ、暗に人件費を下げてしまったらいろいろな問題も出てくることでしょう。
3. 新たな経費を使い経費を下げる
経費を使って経費を下げる?何をいっているのかと感じた方もいるかもしれません。前項で挙げた残業代を削減する為には一人当たりの労働時間を減らす事です。
そのために新たな施策を取り入れます。ここでは3つ提言してみます。
1.技術革新
RPAなどの先進の技術を使用することで業務の自動化やAIを組み込み自律的に判断して作業が完了するようなシステムの導入です。
2.生産・業務ラインの見直し、効率化
仕事の流れがよくないとムダが多くなり効率は落ちます。フローを見直し効率的に業務が進められるようにしてく必要があります。その為には外部からのアドバイス、コンサルタントの導入も一つの手段です。また、BPOや業務委託にて外注することも効果的です。
3.従業員の意欲
気合と根性の時代ではないのかもしれませんが、やはり従業員、私たちの意識は生産性やサービス品質につながりますね。そのために会社は目標管理を実施し従業員が主体的に業務に取り組み、勤労意欲を高める為の制度や福利厚生の充実を図る必要があります。
さて上記3つを挙げましたが、これらを実施することで実質的に残業はゼロ、場合によっては今まで必要だった従業員数も必要なくなる可能性があります。これが中長期で人件費、しいては経費削減の方法とも言えます。
4. まとめ
今回は「経費削減の肝となるのは【人件費】」と申し上げましたが、経費削減のための最善策は従業員を少なくすることでもなく、給料を下げる事でもありません。つまりは【労働生産性】を高めて、今よりも働く時間が少なくとも生産できる利益を高める事で上記に挙げたような悲観的な事にならなのです。また、仮に今まで10人で行っていた業務が5人で実施できるようになれば、他の5人は新しい事業、ビジネスに着手して新しい価値を生み出すことで更に生産性は高まります。
【経費削減=従業員にしわ寄せがくる】のではなく、【経費削減のための改革=より皆さんが豊かな社会生活を営んでいける】一つの手段なのだと私は感じております。
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※本書の内容は、本書執筆時点(2022年11月1日)の内容に基づいています。