Ekiben in the world
~海外鉄道の旅 駅弁と共に~

『駅弁』って素敵ですよね!! 鉄道の旅には欠かせないものでもあります。旅行好きが高じて旅行業に勤め、齢30代後半に差し掛かった東京在住の私でございますが父親の実家が青森県八戸市にあり、幼い頃は夏休みや年末年始になると祖母に会う為に良く鉄道に乗っていました。当時は盛岡駅まで新幹線で移動し、盛岡駅で在来線に乗り換えて八戸駅まで行っていましたが途中の盛岡駅で購入し車内で食べた『駅弁』(釜飯や、鳥そぼろ弁当が多かったと記憶しています)は特別な味で、幼心にも毎回楽しみだった思い出があります。 そんな自分も今となっては2児の父となり家族旅行で鉄道に乗る時には、『駅弁』を買って子供たちにも同じ経験をしてもらっています。大人になってもウキウキするそんな鉄道の楽しみの一つ『駅弁』です。今回のコラムはそんな『駅弁』の中でも海外鉄道の『駅弁』に焦点をあてて紹介していきたいと思います。

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目次
  1. 『駅弁』の始まり
  2. アジア圏の『駅弁』
  3. ヨーロッパ圏の『駅弁』
  4. まとめ

『駅弁』の始まり

そもそも『駅弁』の始まりは幾つか説がありますが、日本では宇都宮駅で明治18年ごろ発売されたおにぎりが始まりとされる説が有力の様です。笹の葉寿司の様なものだったのでしょうか。7月16日は「駅弁記念日」だそうで、あまり馴染みがありませんが小ネタにどうぞ。日本の『駅弁』といえば、横浜 崎陽軒の『シュウマイ弁当』や信越本線横川駅の『峠の釜めし』が有名ですね。皆さんは召し上がったことはありますでしょうか。私は『駅弁』のお供のお茶・・・・ポリ茶瓶に入ったプラスチック容器の背の低いお茶も雰囲気があって好きでした。ペットボトルが主流の世の中ですから、もうお目にかかる事もめっきり無くなってしまいました。
さて、本題の世界の『駅弁』に目を移していこうと思います!
主要な地域ごとに分けてみましたが、やはり主流は、アジア圏(やはり日本!)というところでしょうか。流石ですね、もはや日本の文化遺産級なのかと思います。米食文化圏ですとお弁当のイメージですが小麦食文化圏ですとサンドイッチとコーヒーとなりますので、少し日本人には、『駅弁』というカテゴリーでは馴染みが薄い様にも感じます。

アジア圏の『駅弁』

台湾・・・・・
日本と同じ米食文化で、先に記載の通り戦時中に日本統治下にあった事もあり、『駅弁』文化は根強くあります。 お米の上に揚げ物などのおかずなどを乗せた(日本でいう『のり弁』のイメージ)が主流の様です。また、煮卵や青菜の炒め物の人気があり温めた状態で販売をしてくれます。これは旅行者にとっては嬉しいですね。

韓国・・・・・
日本、台湾と同様米食の文化圏ですが海苔巻きがもっぱらの主流です。キンパといえば、韓国に少し詳しい方は耳にしたことがあるかと思いますが、車内で食べやすい様に切り分けて販売されております。勿論、キムチ入り! 美味しそうですね。想像しただけで舌なめずりしてしまいそうです。日本のコンビニ各社も韓国にも参入しておりますので、駅構内のコンビニでは日本と同様のスタイルのお弁当=『駅弁』も販売されているようです。

ヨーロッパ圏の『駅弁』

日本と同様に鉄道(高速鉄道)がEU圏を中心に網羅している地域でございますが、小麦食文化圏の為『駅弁』というよりは航空便の機内食に近いイメージかもしれません。イギリス/ロンドン⇔フランス/パリ区間のユーロースターではサンドイッチとコーヒーが主流ですし、オランダ/アムステルダム発のIC鉄道ではカップヌードルも販売されております。また、食堂車完備の高速鉄道ですとフルコース並みの豪華な食事も楽しむことが出来ます。日本の新幹線では廃止されてしまった、ビュッフェや食堂が今も残っております。ただ、私たちが思い描く『駅弁』のイメージとは少し離れてしまう気がしますね。
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まとめ

各国の『駅弁』事情を簡単に見てきましたが、この業界では日本は先進国の様です。事実、JR東日本の海外事業企画としてはフランスのパリや、シンガポール、台湾で日本と同系の『駅弁』を販売しており現地の方に好評を頂いているとの事です。日本が誇る文化遺産かもしれませんね。
私は『駅弁』も好きですが、立ち食いソバなどにも目移りすることがあります。動画配信サービスで最近、在来線の立ち食いソバを一駅ごとに巡っていく動画も配信され話題になっておりましたが、そちらまで話を広げますと終わらなくなってしまいますのでまた次回の機会にしたいと思います。

最後になりましたが旅の一つの楽しみにその国ごとの食がありますが、『駅弁』は無数にある食の中のたった一つではあるのですが、されど『駅弁』なのです。重要な旅のパーツになることは間違いありません。是非、海外渡航の際は各国の『駅弁』を目的の一つとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

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※本書の内容は、本書執筆時点(2022年11月1日)の内容に基づいています。

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