海外航空券をもっと
「安く」購入するポイント

海外渡航において欠かせない航空券、今ではインターネットを用いて「日程」「行き先」を入力すると、すぐに検索する事が可能です。しかし「あれ?ちょっと高いな…」「もっと安く買う方法はないのかな?」と感じたことはないでしょうか。実は、【航空券の運賃ルール】を知り、【選択肢】を少し増やすだけでより安く購入できることがあります。 ずばり!安く購入する為に気をつけることは「予約する日」「変更可否」「航空会社」「滞在日数」「乗り継ぎ便」の5つ!(航空会社、旅行会社のキャンペーンやセールを狙うという方法は、ここでは割愛させていただきます)。それでは多くの日本の出張者が利用する路線を例にご紹介したいと思います。

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目次
  1. 予約する日
  2. 変更可否
  3. 航空会社
  4. 滞在日数
  5. 乗り継ぎ便
  6. まとめ

1.予約する日

ご存知の方も多いと思いますが、海外航空券は「早い程、安く」買うことが出来る事が多いのです。しかし、その「ボーダーライン」をご存知の方は少ないのではないでしょうか。このラインを知り、それまでに日程を決めることで安く購入することが出来ます。全日空を例に挙げると、アメリカ・カナダ・南米・ロシア・中東・アフリカ路線は「出発7日前」、メキシコ・カリブ・中国・韓国・マカオ・香港・台湾・フィリピン路線は「出発3日前」、前記以外のアジア路線は「出発5日前」を越えると数万円~数十万円値上がりします。これが運賃ルール上のボーダーラインになるのですが、これらに更に空席状況という条件が付加されます。

それぞれ割引運賃には枠数の設定があり、早く購入しようとしたけど既に安価な運賃枠が埋まってしまっている事もあります。これを加味すると平均「出発14日前」が実質的なボーダーラインと考えるのが良いようです。また、かなり早い段階で出張する事が決まっている時にはアメリカ・カナダ路線は「出発50日前」、ロシア・ヨーロッパ路線は「出発70日前」、中国路線は「出発42日前」、フィリピン・インド路線は「出発28日前」までが購入期限という割引運賃もあり、これが利用できると更に安く購入することが出来ます!

2.変更可否

海外出張では現地で予定が変わってしまい、帰国便の日程を変更しないといけないという事もあります。その為、出張の際には必ず復路便の変更が可能な運賃タイプを購入するという方が多いのですが、これが運賃を割高にしてしまうポイントなのです。一般的に航空運賃は安くなるほど制限が厳しくなり、高くなるほど制限が緩くなります。

航空会社によっては最安の運賃は変更不可の設定になっており、変更が可能なタイプとの運賃差額が10万円を超えるものもあります。この大きな差額を考えると高額な変更可のチケットを購入するのではなく、変更不可の安価なチケットを購入して、予定変更が生じてしまった場合には現地から帰国するチケットを新たに購入する方が安くなる事も多々あります。航空券選びの際には現地から日本への航空運賃相場を知っておけば、常に変更可能を購入するというスタイルも変えていけるかもしれません。

3.航空会社

「やっぱり日系航空会社が安心」というご意見はお客様からも良く耳にしますが、航空会社のアカデミー賞とも呼ばれ、価格やサービス、機材や安全性などを評価対象に、毎年300以上の航空会社から決められる「ワールド・エアライン・アワード」において、日系航空会社2社は、それぞれ3位、11位に位置しており、世界の中では日系航空会社を越える満足感、安心のサービスを提供する外資系航空会社が多くあることも事実です。例えばフィリピン線を例に挙げると、外資系航空会社の場合は日系航空会社よりも格段に安く購入できることがあるだけでなく日系航空会社の安価なチケットでは不可能な日程変更も可能だったりします。フィリピンは高級飲食店でも日本円で2,000円程なので、朝昼晩を高級飲食店にランクアップしたり、現地での仕事を終えて日程に余裕がある時にはホテルを延泊して余暇を楽しんじゃうなんて事も出来たりします!
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4.滞在日数

すべての航空券には現地に滞在しなければならない最低日数と、最長日数が決められています。1日だけ滞在日数を変えるだけで数万円も値段が違うこともあります。例えば、早く購入するというポイントに注意し、出発日の30日前に全日空を利用してインドに1週間行くことを決めたとします。実はこれでは最も安い運賃での搭乗は出来ません。この割引枠には最低滞在規定が存在しており、「搭乗日翌日から9日以上」はインドに滞在することが条件とされています。つまりこの日数では出発の5日前に購入する枠と同じ料金が最安値となってしまいます。現地での仕事の予定や滞在するホテルの料金にもよりますが、あえて長く滞在することで安く購入することが出来ます!

5.乗り継ぎ便

ここまでで読んでくださった方の中には「ぎりぎりにならないと日程が決まらなかった…」「滞在日数条件は問題なかった」という方もいらっしゃるかと思います。そのような方は、選択肢を増やして是非『乗り継ぎ便』も検討してみてください!もちろん直行便が楽ではありますが、最近は各空港のトランジットエリアが充実しており、1つの旅の楽しみとするのも良いかもしれません。ちなみにヨーロッパ方面でお得なのが中東(ドバイやカタール)または韓国経由。予約日や空席状況の条件を満たすと、直行便の最安値で13万円のところ、往復6万円で購入出来ることもあります(いずれも諸税抜きの価格)!

6.まとめ

いかがでしたか。ちょっとした工夫で数万円、十数万円の経費削減の可能性があるのが航空券購買です。当社営業担当が購買スキームのアドバイスをさせて頂き、航空券購買の運用が定着した事で年間1,000万円のコスト削減が出来た事例などもございます。色々なポイントを常に意識するのは大変かと思いますので、まずは当社スタッフへご相談くださいませ。

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※本書の内容は、本書執筆時点(2022年11月1日)の内容に基づいています。

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