代表取締役社長執行役員
西澤 重治
2025年4月7日、当社は東京証券取引所スタンダード市場に上場いたしました。
1982年の設立以来、「社会に価値を提供し、幸福を創造することにより、必要とされる存在となる」という企業理念のもと、旅行業の領域において変化を重ねてまいりました。この上場を、新たな成長フェーズへの起点と位置づけ、さらなる事業拡大と企業価値の向上に向けて邁進してまいります。
当社は、「出張をもっとスマートに」というミッションのもと、企業の業務出張を包括的にサポートするBTMサービス(ビジネス・トラベル・マネジメント)を提供しております。
中でも、クラウド出張手配システム「Smart BTM」によるデジタルサービスと、24時間アシスタンスを含むオペレーターサポートを組み合わせたハイブリッド型のサービスが強みとなっています。
コロナ禍により一時的に出張需要は減少しましたが、企業のグローバル化はなお進展しており、対面コミュニケーションがもたらす価値も再評価されております。
また、人手不足や働き方改革を背景とした間接業務の外部化ニーズの高まりを受け、出張手配・管理業務をアウトソーシングする動きも出ております。欧米ではテクノロジーを活用したBTMサービスが注目されており、日本国内においても今後の成長が期待される分野です。
こうした事業環境を踏まえ、当社は中期経営計画「Vision2030」において、「BTM市場で最も多くの企業に利用されるデジタルサービスとなる」ことを目標に掲げております。
「Smart BTM」の機能拡充、UI/UX改善、業務の自動化に加え、広告宣伝・マーケティングの強化、セールス体制の拡充などに積極的な投資を行い、2030年には取扱高500億円、営業利益15億円、取引企業数3,000社の達成を目指してまいります。
今後も、変化を恐れず挑戦を続け、「出張をもっとスマートに」というミッションの実現に向け、より多くの企業に選ばれる存在であり続けるよう努めてまいります。
引き続き、株主・投資家の皆さまの変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2025年4月7日
代表取締役社長執行役員西澤 重治