Peachはどんな航空会社?お得に旅する路線とは?

今回は、格安航空会社の中でも2022年で就航10周年となる【Peach】をご紹介します。
圧倒的な低運賃で誰もが気軽に移動できるよう「空飛ぶ電車」をコンセプトにしている航空会社です。
格安航空会社の中でPeachしか就航していないお得な路線や就航都市の空港情報をご紹介しますので、これからの旅行計画の参考にしてください。

目次
  1. 「Peach」はどんな航空会社?
  2. 格安航空会社の中でPeachしか運航していないお得な路線
  3. お得な路線の空港情報
  4. まとめ

1.「Peach」はどんな航空会社?


会社名は「Peach Aviation株式会社」です。関西国際空港を拠点とする日本の格安航空会社で、ブランド名を「Peach」としています。
2019年10月に同じANAグループ傘下の格安航空会社だったバニラ・エアと経営統合したことにより、日本国内では最大規模を誇る格安航空会社に成長しました。2022年2月現在、国内線33路線、国際線17路線を運航しています。
※格安航空会社のことを総称してLCC(エル・シー・シー)と呼びます。LCCとは「ローコストキャリア」の略称です

2.格安航空会社の中でPeachしか運航していないお得な路線


2022年2月現在、国内線33路線を運航するなかで、さらに格安航空会社ではPeachしか運航していないお得な路線があります。安く購入できる可能性がありますので、利用を検討する際にはPeachのホームページをチェックしてみてください。

格安航空会社の中でPeachしか運航していないお得な路線
東京(成田)・大阪(関空)⇔女満別・釧路
東京(成田)・大阪(関空)⇔宮崎
東京(成田)⇔大分
大阪(関空)⇔新潟
那覇⇔新千歳・仙台

3.お得な路線の空港情報


世界自然遺産の知床半島やオホーツク観光への玄関口【女満別空港】
北海道の東に位置する空港で、世界自然遺産で知られる知床への玄関口となっています。
冬になるとオホーツクの流氷を見るために、こちらの空港を利用する方が多くいます。
空港から北見方面行き(北見バスターミナル行き)、網走方面行き(網走バスターミナル行き)の連絡バスが運行しています。季節によって観光シャトルバスの知床方面行き(ウトロ温泉バスターミナル行き)があります。
・連絡バス
北見方面行き(北見バスターミナル行き)→ 所要時間:約42分、運賃:1,000円/片道あたり
網走方面行き(網走バスターミナル行き)→ 所要時間:約35分、運賃:920円/片道あたり
知床方面行き(ウトロ温泉バスターミナル行き)→ 所要時間:約130分、運賃:3,300円/片道あたり

世界3大夕日の絶景と阿寒摩周国立公園への玄関口【たんちょう釧路空港】
北海道東部の太平洋に面した阿寒摩周国立公園の玄関口となっています。周辺は温泉が豊富で、SL冬の湿原号やタンチョウの観察スポットが周辺にあります。
空港から釧路市内へ釧路駅前行き、MOO・釧路市役所前行きの連絡バスと定期路線バス 阿寒線が運行しています。
・連絡バス
釧路駅前 → 所要時間:約45分、運賃:950円/片道あたり
MOO・釧路市役所前行き → 所要時間:約55分、運賃:950円/片道あたり
・定期路線バス 阿寒線(釧路⇔釧路空港⇔鶴公園⇔阿寒町⇔丹頂の里⇔阿寒湖温泉)
釧路空港~阿寒湖温泉 → 所要時間:約90分、運賃:2,190円/片道あたり

日本三景松島や東北各県への玄関口【仙台空港】
仙台空港のある仙台市は東北唯一の政令指定都市で、東北各地への玄関口となっています。市内には、17世紀に戦国武将の伊達政宗が建てた仙台城の遺構が残っています。
空港から仙台駅方面行き、相馬・福島・会津若松方面行き、松島方面行き、酒田・鶴岡方面行き、山形方面行き、岩沼方面行き、山形蔵王方面行き(冬季のみ)のバスが定期運行しています(一部路線運休中:2022年2月現在)。
電車の場合、仙台空港駅から仙台空港アクセス線で仙台駅へは約25分(快速17分)となります。仙台駅から山形・福島・岩手・秋田・青森へのバス運行があります(一部、事前予約制)。
・定期バス
仙台駅方面行き → 所要時間:約35~45分、運賃:660円/片道あたり
岩沼方面行き → 所要時間:約40分、運賃:300円/片道あたり
山形蔵王方面行き(冬季のみ)→ 所要時間:約110分、運賃:2,000円/片道あたり

日本海に面する日本酒の聖地&佐渡島への玄関口【新潟空港】
佐渡と上越・中越・下越の県内各地への玄関口となっています。新潟県の日本海に面している地域は、夕陽の観賞地として有名です。
空港から新潟駅へはリムジンバスと路線バスが定期運行しています。県内の観光地へは、空港直行ライナーを運行しています。
・定期バス
新潟駅方面行き(路線バス) → 所要時間:約35分、運賃:420円/片道あたり
新潟駅方面行き(リムジンバス) → 所要時間:約25分、運賃:420円/片道あたり
※リムジンバスは新潟駅までノンストップ、路線バスは万代シティ、ぴあBandaiを経由します
・空港直行ライナー
佐渡汽船ライナー(空港~佐渡汽船)→ 所要時間:約25分、運賃:700円/片道あたり/最大定員:13名・1日2便
※新潟港佐渡汽船ターミナル⇔新潟空港間をミニライナーがノンストップで運行します
瀬波温泉直行ライナー(空港~瀬波温泉)→ 所要時間:約70分、運賃:2,000円/片道あたり/最大定員:9名 ※事前予約制・1日1便
月岡温泉・五頭温泉郷周遊ライナー(空港~月岡温泉・五頭温泉郷)→ 運賃:1,000円/片道あたり ※事前予約制・1日1便
五頭温泉郷まで所要時間:約120分、月岡温泉まで所要時間:約150分 ※途中、瓢湖とスワンレイクビールにて約20分ずつ休憩があります
弥彦・岩室温泉ライナー【新潟ウエストコーストライナー】(空港~新潟駅・カーブドッチ・岩室温泉・弥彦神社)→ 運賃:2,000円/片道あたり ※事前予約制・1日1便
・高速バス
新潟駅前などから会津若松方面行きが1日2便運行

温泉の源泉数・湧出量日本一「おんせん県」への玄関口【大分空港】
日本有数の温泉県として知られる大分県の玄関口となっています。県内に点在する各温泉地へは、空港連絡バス利用が便利です。
空港から大分駅前行き(別府北浜経由)、大分駅前行き(高速経由・ノンストップ)、別府駅前行き、湯布院行き、中津・宇佐・豊後高田行き(ノースライナー)、佐伯・臼杵行き(サウスライナー)の空港バスが運行しています。
・空港連絡バス
大分駅前行き(別府北浜経由)→ 所要時間:約65分、運賃:1,550円/片道あたり
大分駅前行き(高速経由・ノンストップ)→ 所要時間:約55分、運賃:1,550円/片道あたり
別府駅前行き → 所要時間:約55分、運賃:1,500円/片道あたり
湯布院行き → 所要時間:約55分、運賃:1,550円/片道あたり
中津・宇佐・豊後高田行き(ノースライナー)→ JR中津駅前まで所要時間:約110分、運賃:1,550円/片道あたり
佐伯・臼杵行き(サウスライナー)→ 佐伯駅まで所要時間:約130分、運賃:2,950円/片道あたり

神々の聖地 高千穂と数々のパワースポットへの玄関口【宮崎ブーゲンビリア空港】
温暖な気候で季節の花が咲き、南国の雰囲気ただよう宮崎県にある空の玄関口です。
空港から宮崎駅行き、小林方面行き、都城行き、日南(飫肥)行き、シーガイア行きのバスが運行しています(一部路線運休中となっています。また、運行日にご注意ください)。
宮崎空港には、宮崎空港線の宮崎空港駅があり、1時間に2~3本運行しています。
・定期バス
宮崎駅行き → 所要時間:約40分、運賃:450円/片道あたり
小林方面行き → 小林駅まで所要時間:約120分、運賃:2,010円/片道あたり
都城行き → 都城駅前まで所要時間:約60分、運賃:1,650円/片道あたり
日南(飫肥)行き → 飫肥城下まで所要時間:約100分、運賃:1,950円/片道あたり
・電車
宮崎空港駅~宮崎駅 → 所要時間:約12分、運賃:360円/片道あたり
宮崎空港駅~延岡駅 → 所要時間:約110分、運賃:1,810円/片道あたり

4.まとめ


いかがでしたでしょうか。
格安航空会社の中で、Peachしか運航していないお得な路線を利用して、さまざまな観光地へ足を運んでみてください。
Peachのチェックインカウンターや到着口は、従来の航空会社と異なる場合がありますので、必ず事前にご確認の上、時間にゆとりをもって空港へ向かうようお願いします。
空港からの公共交通機関につきましては、交通混雑、天候などにより予定時刻が遅れる場合がありますので、充分な余裕をもってご移動をお願いします。また、航空便の減便や運休の影響により、バス運行が変更となっている場合があります。記載した料金は2022年2月現在のもので、変更となる可能性があります。ご利用の際は、事前に必ず空港ホームページや運行会社へ直接ご確認ください。



※本書の内容は、本書執筆時点(2022年02月21日)の内容に基づいています。

  • LINE
  • facebook
  • twitter

関連するコラム